下肢静脈瘤の治療法①レーザー治療

1470nm ELVeSレーザー導入

レーザー治療は、血管内治療のひとつ(もうひとつは高周波治療)です。

手術方法としては、膝の近くからカテーテルを血管内に通して、レーザーファイバーを挿入します。

そしてレーザー光線を血管の内側から、逆流を起こしている血管に数分程度照射することで、逆流血管を収縮、閉塞させます。

痛みについては、麻酔をする際にチクッとした痛みがでる程度です。

なお、手術の際は細いカテーテルを通すための小さな穴のみで済むため、傷跡もほぼ残りません。

そして閉塞した血管は体内へ吸収され、今まで流れていた静脈の血液は他の血管(静脈)をたどって心臓へ戻るようになります。

また、治療時間は全体で30分ほどですので、日帰りで受けることが可能です。

手術後は、その足で自宅に戻っていただき、歩行程度なら当日から、翌日からは軽い運動やウォーキングを行うことは可能です。

ただし、激しい運動に関しては経過を見ながらになります。ちなみにシャワーは2日後から、入浴は1週間後から可能です。

下肢静脈瘤レーザー治療

健康保険が適用されるレーザー機器「ELVeSレーザー」(980nmと1470nmの2種類)による施術の手術費用は、どの病院であっても、片足につき健康保険3割負担の方で約4万3000円、1割負担の方で約1万4000円(実際の治療費は、これに麻酔費用や検査費用などが加わります)となっております。

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