下肢静脈瘤を放置するとどうなるの

下肢静脈瘤を放置するとどうなるの

下肢静脈瘤は良性の病気です。

血液がふくらはぎに滞っているからといって血栓になることはありません。

そのため見た目が気にならなければ、そのままという方もいらっしゃいます。

 

ただ、静脈瘤ができたことにより症状が出ている場合(痛みや痒みなど)、さらにこれは女性に多いのですが、美容面でどうしても見た目が気になるといった方につきましては、そのまま放置しても治ることはありませんので、必ず治療を受けるようにしてください。

 

なお、下肢静脈瘤は悪化させてしまうと合併症を起こすことがあります。

合併症とは、ある病気が元になって起こってくる、別の病気や症状のことを言います。

下記のような症状を起こさないようにするためにも、下肢静脈瘤による症状が現れた際は速やかに専門医のいる医療機関に受診することをお勧めします。

なかなか改善しない湿疹があるという場合もご相談ください。

 

 

【下肢静脈瘤が原因で起きる合併症】

血栓性静脈炎

静脈瘤の中の血液がかたまってしまうことで血栓となり炎症を起こし、痛みも伴う

うっ滞性皮膚炎

足首の内側の皮膚が赤みを帯びたり、痒くなる

うっ滞性皮膚炎が進行

皮膚が黒ずんでしまうほか、その部分が硬くそして厚くなってしまう色素沈着など

うっ滞性潰瘍

一番ひどい状態の合併症のうっ滞性潰瘍になると足首の内側付近の皮膚がえぐりとられ、赤黒い潰瘍がみられる

 

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