
静脈は、主に深部静脈、表在静脈(大伏在静脈・小伏在静脈)と、この2つの静脈をつなぐ穿通枝(せんつうし)の3つの系統に分けることができます。
下肢静脈瘤は皮膚のすぐ下を通る表在静脈で起こるとされ、表在静脈の病気とも言われています。
この静脈には、太ももからふくらはぎの内側にある「大伏在静脈」と、ふくらはぎのうしろ側にある「小伏在静脈」の2つがあり、足の付け根(大伏在静脈)や膝の裏側(小伏在静脈)で深部静脈につながっています。
このふくらはぎには、表在静脈の大きな枝の部分があり、その枝が皮膚の表面に出てきて太くなって目立つことから、ふくらはぎに症状が出やすいともいえます。
表在静脈が通る道でもある足首や太ももなどにも下肢静脈瘤は発症します。