下肢静脈瘤になりやすいタイプに遺伝は関係するか――。
これについては、はっきりと確証されているわけではありませんが、血縁関係者に下肢静脈瘤を発症していた方がいる場合は、そのリスクは高まると言われています。
ある調査(※1)によれば、両親とも下肢静脈瘤を発症していた場合は約90%、どちらかが発症していた場合は25~62%、両親とも発症していない場合は約20%といった確率で発症すると言われています。
このデータを見るとやはり遺伝的要因は大きいと考えられます。
はっきりと確証がされてないデータではありますが、ご自身でも普段から適度な運動をされるなどの予防をされては如何でしょうか。
【注釈】
※1:Cornu-Thenard A, Boivin P, Baud J M, et al.: Importance of the familial factor in varicose disease. J Dermatol Surg Oncol 20:318–326,1994