こむらとは「ふくらはぎ」のことで、筋肉が収縮(痙攣)したまま、強い痛みを伴っている状態をこむら返りと言います。
何か激しい運動をしたというわけでもないのに頻繁にこむら返りが起き、就寝中に頻繁にこむら返りが起こる場合、下肢静脈瘤の可能性が考えられます。
下肢静脈瘤は、静脈にある逆流防止弁が壊れることで、足の血流が悪くなり、ふくらはぎなどに血液が停滞するわけですが、この状態になると脚の酸素不足を招き、筋肉の収縮を起こしやすくするのです。
なお下肢静脈瘤の症状として現れるこむら返りは、発症している足にだけ起こり、病状が進行していくと起きなくなるという特徴もあります。